「ラップのやり方を知って自分の思いを曲にして発信したい!」なんて、思ってはいないでしょうか?
最近どんどん盛り上がっているHIPHOP界隈。
音源やフリースタイルでアツいラップを聴くと、自分もやりたいと思いますよね。
しかし、ラップのやり方がを知らなければ、何から始めたら良いのかがわからない人も多いはずです。
そこで今回は、ラップのやり方について初心者がわかるようにていねいに解説していきます。
ラップのやり方を理解して、ラッパーデビューを果たしましょう!
ラップのやり方は初心者でもわかるくらいシンプル!
ラップのやり方は、ビートの上でリズム良く言葉を吐き出していくのが基本です。
言葉を選ぶときに文末で押韻をすれば、よりラップとしての魅力が高まります。
押韻とは、ライミングのこと。いわゆる韻を踏む、という行為です。
たとえば「掴んだマイク! ふくらんだサイフ!」だと、マイク(mAIkU)とサイフ(sAIfU)というようにAIUと同じ母音になっています。
これが韻を踏んでいるという状態です。
初めは押韻にとらわれすぎるとなかなかラップができません。
しかし、毎日のようにラップをやっているとすぐに韻が踏めるようになるので、安心してラップを楽しんでください。
好きなラッパーのリリックを歌ってみれば、リズムの取り方や韻の踏み方も自然とわかります。
冷静にラップのリリックを読んで、どこでどのように韻を踏んでいるのかを考えてみるのも良いでしょう。
ラップの基本的なやり方は以上です。
ここからは、ラップの音源を作るやり方とフリースタイルラップのやり方を詳しく見ていきます。
ラップ音源作りのやり方は?
ラップ音源作りのやり方としては3つのステップがあります。
- トラックを探す
- リリックを書く
- レコーディングをする
これらのステップを行うだけで、あなたオリジナルの音源ができるのです。
難しくないので安心してくださいね。
それぞれのステップについて、順番に確認していきましょう。
ステップ1.トラックを探す
まずは、自分のリリックを乗せるためのトラックを探しましょう。
トラックを手に入れるための方法は、3つあります。
- 有料のトラックを購入する
- ラッパーのCDに入っているトラックを使う
- 無料で配布されているトラックを利用する
これらの方法の中からやりやすいものを行ってください。
ラッパーのCDにトラック(Instrumentalの音源)が入っているなら、パソコンやスマートフォンにデータを取り込めば使えます。
ただし無断でオリジナル曲に使うとトラブルになる可能性もあるので、個人で練習するくらいにとどめるのが無難です。
ラップのやり方がよくわからない初心者なら、3つ目に挙げた無料配布のトラックがすぐに使えて便利です。
トラックはどこで無料配布されているの?
トラックが配布されている場所はさまざまで、例えば以下のような場所で手に入れられます。
- トラックメイカーのブログやサイト
- サウンドクラウド
- YouTube
- ニコニコ動画
YouTubeやニコニコ動画では「トラック提供」「フリートラック」などと調べれば出てきますよ。
いろいろなトラックを聴いて、自分好みのものを見つけてください。
どのサイトでも、投稿してくれた人が利用する際の注意事項を書いていることが多いです。
トラックメイカーに迷惑をかけないように、説明文も確認するようにしましょう。
例えば、ライブでの使用は事前連絡しなければならないというようなルールがあるので要注意です。
トラックが決まったら、いよいよリリックを書いていきます。
ステップ2.リリックを書く
自分の想いをリリックに書いていきましょう。
リリックを書く際のポイントは、リアルさと押韻です。
この2つを意識しながら、トラックを聴きながらリリックを書いてみてください。
押韻については先ほどもお伝えしましたが、初心者の場合は語尾を同じ母音で揃えて韻を踏むと書きやすいです。
詳しい具体例を見て確認しておきましょう。
ラップの押韻のやり方の具体例は?
例えば、母音を「あいう(aiu)」で揃えると、以下のようになります。
歌いたくなり手に取ったマイク(mAIkU)
伝える気持ちはアメリカサイズ(sAIzU)
ラップはいわゆる悪魔の果実(kAzItU)
かじった結果 HIPHOPにダイブ(dAIbU)
このように押韻を行えば、リズムの良いラップらしいリリックが書けます。
難しければ、好きなラップのリリックから勉強してみましょう。
ステップ3.レコーディングをする
トラックを決めてリリックが書けたら、ついにレコーディングです。
レコーディングの方法で代表的なものは、3つあります。
- レコーディングを有料で使わせてもらう
- 自宅にレコーディング環境を作る
- スマートフォンで録音する
最初は、手軽にレコーディングができるスマートフォンを使いましょう。
スマートフォンの録音アプリを使って、トラックを流しながらラップをしたものを録音すれば音源の完成です。
iPhoneならもともと入っているGarageBandが使いやすいですよ。
以上が、ラップ音源を作る基本的なやり方でした。
『ラップ音源の作り方、完全マニュアル!押韻から録音までを徹底解説!』でも詳しく解説しているので、音源を作りたいなら参考にしてください。
それでは次に、フリースタイルラップのやり方を見ていきましょう。
フリースタイルラップのやり方は?
フリースタイルラップのやり方は、トラックを流して即興でラップをするというものです。
絶対のルールというものはないので、好きなように楽しんでください。
最初は韻も踏めないと思いますが、慣れてくれば踏めるので問題ありません。
ラッパー仲間とフリースタイルラップをするなら、何小節で順番交代をするのかだけは先に決めておきましょう。
よく使われるのは、8小節や16小節です。
自分だけでフリースタイルラップをやるときも、このいずれかの小節数で行うように意識しておけば仲間とやるときもやりやすいと考えられます。
以上が、フリースタイルラップのやり方でした。
やり方がわかったら、サイファーでラップをするとより楽しめるはずです。
やり方がわかったらサイファーでラップしよう!
昨夜はJR宇都宮駅で行われた宮サイファーへ。皆様お疲れ様でした。楽しかった。 pic.twitter.com/3JWWT3uSsD
— DOTAMA@3/2(土)渋谷clubasia (@dotamatica) 2019年2月25日
フリースタイルラップのやり方がわかったら、サイファーに行ってみましょう。
サイファーとは、ラッパーが複数名集まって輪になりフリースタイルラップをみんなで楽しむものです。
サイファーに行けば、知らないラッパーともたくさん知り合えます。
初対面の人の前でラップをするのは最初は恥ずかしいかもしれません。
しかし、慣れてくればみんなで盛り上がりながらラップで遊べるので毎日サイファーをしたくなるはずです。
サイファーはTwitterのようなSNSで情報がよく出ているので、調べてみてください。
まとめ
ラップのやり方は、初心者でも難しくはありません。
音源を作る場合もフリースタイルラップをする場合も、毎日のように取り組めばどんどん上手くなっていきます。
最初は上手くできないかもしれませんが、前向きな気持ちで続けていきましょう。
自分の思いをラップにするのは、間違いなく楽しいものです。